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肋間神経痛
肋間神経痛とは?
肋間神経痛とは病名ではなく、肋骨に沿って走る神経が何らかの原因で痛む症状を肋間神経痛と呼びます。上半身を動かしたり、前かがみになったり、ある特定の動作で「ビリッ」とする強い痛みが走ったり、継続的に「ビリビリ」と電流が流れて痺れているという症状でお悩みの方が多いです。当店でも特に多いのは帯状疱疹後にウィルスは消失しているのに痛みや痺れが残ってしまったというケースで相談される方です。
漢方では!
漢方では神経痛の痛みの原因は「風」「湿」「寒」の3つとされています。
「風」とはストレスなど神経の緊張によって起き、痛みは固定的ではなく移動します。
「湿」とは湿気・体の水分の偏在が影響して起きる痛みで、重だるい感じを伴う痛みになります。
「寒」とは冷えることによって起きる痛みで冬場の寒さで悪化する場合もありますが、最近では冷房による冷えで痛くなるケースが増えています。
3つの要因が単独で悪さするというよりも複合して痛みになるケースが多く、汗をかいた後に冷房にあたるなどして「寒湿」という形でより強い痛みになります。
漢方薬で治療する場合、痛みの原因になるこの3つ「風」「寒」「湿」を身体から取り除くことで肋間神経痛の痛みを緩和していきます。
一般的によく使われる漢方薬としては
柴胡桂枝乾姜湯
(さいこけいしかんきょうとう)
咳をすると胸部に響いて痛みが走る、
ストレスが影響していて、
痛みの元になる原因がないのに
痛みが続くなどの状態に使います。
越婢加朮湯
(えっぴかじゅつとう)
梅雨時や雨降り前など、湿度が
高い時に痛む神経痛に使います。
患部に熱感やむくみが
あることが多いです。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯
(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)
寒冷刺激によって悪化する神経痛に使います。
血流を促して温めることで痛みを緩和します。
更年期や生理など婦人科系の症状が
ある方にも有効です。
当帰湯
(とうきとう)
腹満や腹痛、背中にかけての
放散痛がある方に使います。
痛みが長引いていて体力的にも
低下している方に使います。
当店での治療法
医心堂薬局では、お客様一人一人の 症状・経過・体質などを詳しくお聞きしてその方にピッタリ合った漢方薬を調合していきます。
食事や睡眠、運動不足、冷房、シャワーのみの生活は血行不良をおこしやすく、またストレスは自己治癒力による回復を妨げます。
当店では食事の注意点を初めとする養生についてもアドバイスさせていただき、体質改善しながら痛みを解消していきます。